最近知りましたが結婚式をしないことを「ナシ婚」というらしいです。
結婚式をするかしないか迷っている人は大勢いると思いますが、実際どのような理由で「ナシ婚」を選ぶのか調査してみました。
結婚式をした人の割合は?
少し古いデータですが2015年の厚生労働省の統計データによると、約64万組のカップルのうち、結婚式を実施したのは約35万組だそうです。
割合で言うと54%で、「ナシ婚」の割合が46%あるということになります。
2020年度現在でこのデータにどれほどの信頼性があるかは分かりませんが、日本全体の今の結婚式自粛ムードではもっと結婚式をする割合が減っていると考えられます。
結婚式を行わない理由
ではどうして結婚式をしないのか。その理由をみていきましょう。
・費用が高い
結婚式を挙げない理由として最も多いのがやはり費用の問題です。
イメージでは300万円以上する、とにかく高い。若年層にはそこまでの貯金がないケースも多く、将来のことも考えて最初からしないと決めているカップルも非常に多いです。
・妊娠している(子供がいる)
結婚する前、もしくは結婚式を予定していた時期よりも早く妊娠や出産をした夫婦は結婚式をやめておこうとなる場合がよくあります。
妊娠中はもちろん妊婦の体調が不安定であり、病気やケガのリスクが高い行動は敬遠しがちです。
また出産後も数年は育児の負担が非常に大きいので何回も式場と打ち合わせをしたりというのが難しいのが現状です。
・再婚の場合
どちらか、もしくは双方が再婚というケースだと結婚式をしないことが多いようです。
主に周囲の目が気になったりご祝儀を複数回もらうのに気が引けたりと、どちらかというと費用より人間関係の問題を気にして結婚式を遠慮する場合が多いです。
ちなみに現在約30%が離婚する時代なので、再婚自体もそこまで珍しいことではありません。
・人前にでたくない
日本人の国民性を表しているのか、人前にでることが苦手な人が非常に多いです。
その後付けでお金がもったいないとか時間がないとかの理由を添えているのです。
・そもそも意味を見出せない
結婚式をすることに意味を見出せないと考える方は実は結構います。
私もどちらかというとこのタイプでした。
費用がないわけではないが「お金の無駄」、時間がないわけではないが「時間の無駄」、お金や時間を削ってまで必要なことなのか、役に立つのかを考えてしまう超現実主義です。
・NEW!コロナの影響
現在首位独走中の結婚式をしない理由がこれです。
緊急事態宣言時には多くの式場が閉まっていたので強制的に延期や中止になったカップルも多くいます。
延期しても収束する気配がないため延期に延期を重ねるといった状態が続いています。
結果的に結婚式を諦める事態となっています。
ナシ婚は離婚率が高い!?
「結婚式を挙げたカップルは離婚率が低い」
「ナシ婚は離婚率が高い」
とよく言われています。
「3年間以上結婚生活を送る夫婦に対して結婚式を挙げたか」どうかという統計調査に対しては6割以上が結婚式を挙げたという回答だったようです。
データ上では「ナシ婚は離婚率が高い」というのは正しいようです。
でも結局離婚するかしないかは2人次第ですからあまりデータはあてにならない気がします。
結婚式を挙げなくても幸せな夫婦はたくさんいますからね。
「ナシ婚派」も考える余地ありの結婚式のカタチがある
一昔前は、
結婚式=お金を使って盛大に
というのが普通でしたが最近では結婚式のスタイルも多様化してきています。
結婚式を行わない理由を解消するようなプランが数多くありますので少し紹介します。
・フォトウェディング
コロナウイルスによる結婚式の自粛ムードも相まって現在非常に注目されている結婚式の形態です。
挙式や披露宴は行わずに写真を撮影して結婚の記念とするのがフォトウェディングです。
もちろん結婚式よりも圧倒的にリーズナブルで人前に出るということもないので、今の日本の状況をふまえてもオススメの結婚様式となっております。
・少人数制ウェディング
結婚式は大勢でするだけの時代ではなくなっています。
結婚式場によってはなんと2人だけで結婚式を行うための専用チャペルもあったりするのです。
自分たちの「結婚式をしたくない理由」を明確にして、その理由を潰せるような結婚式のカタチも今の時代、きっと見つかるはずです。
するかしないかは自由
しかし結婚式をしない理由をみると分かる通り、金銭面や生活面など様々な障害があることも確かです。
これだけ結婚式をしない割合が多いのも納得できますよね。
するかしないかは2人の自由で回りに影響させられることではありません。
「なんで結婚式しないの?普通するでしょ」と友達に言われたから渋々やるというのはあってはなりません。
一方でナシ婚を選んだカップルが「結婚式挙げておけばよかった…」後々後悔することもよくあります。
お互いがしっかりと意見を出して話し合い、納得できる答えが見つかればいいのです。